2017年04月18日

人間の疎外

人間が作ったものが人間から離れ、
逆に人間を支配するような疎遠な力として現れることや、
人間があるべき自己の本質を失う状態を人間の疎外と言う。
戦後に一時流行った思想だ。
年配の人は学生時代にマルクス主義とからめて
新宿の喫茶店あたりで議論したケースも多いだろう。
 
疎外と言うほど大げさではないが、
現代社会にも通ずる要素があり、
これも俳句のネタになる。
例えば

外套を着れば巷の人の顔    日経俳壇入選

外套を着て外に出れば、
人間らしさを喪失する外の世界の厳しさがある。
ちなみに作句に当たっては古い用語が一句を引き立てる。
外套だから俳句になるのであってコートでは様にならない。

マスクして表情消して街の人   杉の子
posted by 蕪村顕彰俳句大学 at 00:00| Comment(0) | 俳壇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。